終活のはじめ方:誰でもできる最初のステップ
こんにちは、とうだ行政書士事務所です。
最近よく耳にする「終活」という言葉、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
終活とは、人生の終わりを見据え、自分のことや財産、家族のことを整理し、
安心して暮らしていくための準備をする活動のことです。
でも「何から始めればいいの?」と迷っている方も多いはず。
そこで今回は、終活のはじめ方について、誰でも簡単に取り組めるステップをご紹介します。
1. 自分の気持ちを整理する
まずは、自分の気持ちを整理してみましょう。
「どんな人生を送りたいのか」
「残された家族にどんなことを伝えたいか」
など、未来について考えることから始めます。
終活は難しく考えすぎず、自分の生き方や家族への感謝の気持ちを振り返る良い機会です。
主な質問
- 自分の大切なものは何か?
- 自分が大事にしてきた価値観とは?
- 最期を迎えるときにどんな準備が必要だと感じるか?
これらをじっくり考えて、ノートに書き出しておくと、後々の計画が立てやすくなります。
2. 財産の整理を始める
次に、財産の整理をしましょう。
財産とは、現金や不動産だけでなく、銀行口座、保険、株式、年金、自動車など、あらゆる資産が含まれます。
これをリスト化しておくことで、家族が相続の際に困らないようにすることができます。
財産リストに含める項目
- 銀行口座や証券口座の情報
- 不動産や所有している車の情報
- 保険の契約書や年金の詳細
- クレジットカードやローンなどの負債の情報
これらの情報を一箇所にまとめておくことで、相続の際に家族が迷うことなく手続きを進めることができます。
3. エンディングノートを書き始める
エンディングノートは、自分の希望や思いを記録しておくためのものです。
法的効力はありませんが、最期を迎える際の希望や葬儀の方法、家族へのメッセージなどを自由に書けるノートです。
これを作成することで、家族に負担をかけることなく、あなたの希望に沿った形で物事を進められます。
エンディングノートの主な内容
- 自分の基本情報(名前、住所、生年月日など)
- 緊急連絡先やかかりつけの医師の情報
- 葬儀や供養に関する希望
- 家族へのメッセージや感謝の言葉
- 相続に関する簡単な希望
エンディングノートは、市販のものもありますし、自分で自由に作ることもできます。
(当事務所の作成したものもありますので、お気軽にお問い合わせください。)
思い立ったらすぐにでも始められる終活の第一歩です。
4. 遺言書を準備する
エンディングノートの次に、法的効力がある書類として「遺言書」を考えるのも重要です。
遺言書がないと、遺産の相続で家族間のトラブルが発生することもあります。
自分の意思を明確に伝えるためにも、遺言書の作成を検討しましょう。
遺言書の主な内容
- 誰に何を相続させるか
- 誰に遺産を残したいか
- 財産を分配する際の希望
遺言書は公正証書遺言や自筆証書遺言など、いくつかの種類がありますが、
法的に有効にするためには、正しい書き方や証人が必要です。
終活を進める上で、行政書士に相談することも一つの選択肢です。
5. 家族と話し合う
最後に、家族としっかり話し合いましょう。
終活は一人で進めることもできますが、家族に理解してもらうことが大切です。
自分の考えや希望を伝えることで、家族も将来に向けて安心感を持つことができます。
また、家族の意見を聞くことも大切です。
相続や葬儀について、家族全員で話し合うことが、より円滑な終活につながります。
まとめ
終活は、自分自身や家族のために行う大切な準備です。
焦らず、少しずつ進めていくことがポイントです。
何から始めたら良いかわからない場合は、エンディングノートや財産の整理など、
簡単なステップから始めるのがおすすめです。
とうだ行政書士事務所では、終活や相続に関するご相談を随時受け付けております。
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終活は、自分や家族の未来を守るための大切な準備です。今から少しずつ始めてみませんか?
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