おひとりさまの相続 - 安心して未来を迎えるために
こんにちは、とうだ行政書士事務所です。
今回は「おひとりさまの相続」についてお話しします。
おひとりさまの方々にとって、相続の問題は大きな心配の一つです。
親族が少ない場合や全くいない場合、自分の財産がどうなるのか不安に感じることも多いでしょう。
そこで、安心して未来を迎えるために、今からできる準備についてご紹介します。
相続の基本
相続とは、故人の財産や権利、義務を相続人が受け継ぐことを指します。
おひとりさまの場合、配偶者や子供がいないため、兄弟姉妹や甥姪が相続人になることが多いです。
相続人がなく特別縁故者もない場合は、財産は国庫に帰属することになります(民法959条)。
ちなみに2022年度では、なんと約768億円が国に納められました。
遺言書の作成
おひとりさまがまず考えるべき1つは遺言書の作成です。
遺言書があれば、自分の希望通りに財産を分配することができます。
遺言書には以下の種類があります。
- 自筆証書遺言: 自分で書く遺言書。法的要件を満たす必要があります。
- 公正証書遺言: 公証人の前で作成する遺言書。より確実で、紛失や改ざんの心配がありません。
⇒遺言書についてさらに詳しく知りたい方はこちらの過去ブログで
任意後見契約
認知症などで判断能力が低下した場合に備えて、任意後見契約を結んでおくと安心です。
信頼できる人を後見人として指定し、自分の財産管理や身の回りの世話を任せることができます。
死後事務委任契約
死後の手続きや葬儀の手配などを任せる死後事務委任契約も有効です。
自分の希望する方法で葬儀を行い、財産を整理してもらうために、
信頼できる人や専門家と契約を結びましょう。
近年、デジタル遺品と呼ばれるSNSのアカウントやネット証券なども忘れがちですので
気を付けましょう。
財産管理のポイント
財産の管理も重要なポイントです。
銀行口座や不動産など、自分の財産がどこにあるのかを把握し、
リスト化しておくと、後々の手続きがスムーズになります。
エンディングノートに書いておくのもいいですね!!
また、信頼できる人に財産状況を知らせておくのもよいでしょう。
まとめ
おひとりさまの相続問題は、早めの準備が大切です。
将来に不安を抱えず、安心して日々を過ごすために、今できることから始めましょう。
今回も最後までとうだ行政書士事務所のブログを読んでいただきありがとうございました。
少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
当事務所は皆様の安心を全力でサポートいたします!!
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